ブログのアクセスを伸ばし収益を上げていくためには、行動した結果を分析し、修正をしながらより質の高いコンテンツになるよう磨きをかけていく必要があります。
記事は書いたら終わりではなく、コンテンツや構成を定期的に見直すことが大切なのです。
とは言っても、どのように改善して良いのかわからない方も多いハズ。
そこで本記事では、WEBサイトの検証・分析の仕方について解説していきます。
Contents
記事を修正するタイミングは?
初期段階のブログは悲しいくらいアクセスが来ません。
記事を書いてもなかなかインデックスされませんし、検索順位がついたとしても圏外になることが殆どです。
なので、ブログを開設してから2ヶ月程度はアクセスや報酬は気にせず、記事投稿を優先して行うことをおすすめします。
目安としては100記事程度入れてから、アクセスの推移や検索順位を確認するようにしましょう。
自分の記事の順位を見ることから始めてみましょう。
検索順位をチェック
ブログの検証・分析する前提として、「今の自分はどのくらいの位置にいるのか?」を確認する必要があります。
例えば、アクセスが集まっている記事があるのであれば、「どのキーワードで上位表示されているのか?」と確認しなければ、なぜアクセスが集まっているのかわかりません。
逆に、アクセスが集まっていないのであれば、「狙ったキーワードでどれくらいの順位がついたのか?」と、現状の検索順位を確認し、その現状を踏まえ改善していかなくてはなりません。
そのためにも、まずは狙ったキーワードでどれくらいの検索順位がついているのかをチェックしましょう。
ここでは、検索順位をチェックする方法をいくつかご紹介します。
1:手動で確認する
狙ったキーワードの検索順位を確認する最も簡単かつポピュラーな手法は、狙ったキーワードを検索エンジンに打ち込み、目視で順位を確認する方法です。
この時、ひとつ注意点があります。
それは、Googleクロームで検索順位を確認する場合は「シークレットモード」で検索しないと正確な順位が表示されません。
Googleクロームは普段閲覧しているWEBサイトを優先して上位表示させる傾向があります。
なので、あなたが普段記事更新しているブログは、あなたがいつも閲覧しているWEBサイトとして優先的に上位表示されるのです。
Googleクロームのシークレットモードを使えば、このCookieを無効化させ、正確な順位を確認することができます。
シークレットモードは、Googleクロームの右上にある「︙(3点リーダー)」をクリックすると、「シークレットウインドウを開く」という項目があります。
そちらを選択し、シークレットモードの検索窓に自分が狙ったキーワードを入力し、検索結果の順位をチェックしましょう。
2:「Google Search Console」を活用する
Googleサーチコンソールで検索順位を確認するには、まずGoogleサーチコンソールにサイトを登録する必要があります。
2-1. 各ページの検索順位を確認する
Googleサーチコンソールにログイン後、以下の手順を行います。
1. [ 検索パフォーマンス ] をクリック
2. [ 平均掲載順位 ]をクリック
3. [ページ]をクリック
4. 各ページの掲載順位とクリック数、平均掲載順位が確認できる
2-2. 各ページの検索順位を検索キーワード別に確認する
1. 確認したいページのURLをクリック
2. [ クエリ ]をクリック
2-3. サーチコンソールの検索アナリティクスを確認する
サーチコンソールにある検索アナリティクスで、ページごとのクエリを見てみましょう。
「クエリ」とは、「ユーザーが検索時に入力する単語・フレーズ(複合語)」を指します。
ページごとのクエリを見ると自分がタイトルに入れていないキーワードだったり、「こんなキーワードで検索されてるんだ!」という新たな発見があったりします。
もし自分がタイトルに入れていないキーワード、つまり狙っていないキーワードでクリックされている場合は、そのキーワードをタイトルに入れればもっと順位が上がる可能性もあります。
ただし、タイトルを変更する場合はコンテンツ内容と乖離しないよう注意して下さい。
また、掲載順位は上位を取れていたとしてもクリック率が著しく低いということもあります。
その場合はタイトルやディスクリプションに問題があるということが考えられるので、メタディスクリプションタグもクエリを含んだ内容にすることで検索結果のスニペットにクエリが表示されてCTRの向上が見込めます。
このように、順位ごとのCTRを確認して、タイトルタグやメタディスクリプションタグを修正していくことでユーザーのクリックを促すことができます。
せっかく上位にいるのにクリックされないのであれば、時期に順位が下がってきてしまうこともあるので早めに改善していくと良いです。
検索順位を上げるための施策
もし順位があまり良くなかった、狙ったキーワードで上位表示できていないと言う場合は狙ったキーワードを検索窓に打ち込み上位表示されているサイトをチェックして下さい。
最低でも1位から5位までのコンテンツ内容を目視して上位記事のタイトルや構成、記事内容などを見ながら、自分の記事や自分のサイトには何が足りないかを見ていきましょう。
ライバルサイトのコンテンツ内容を確認するのに重宝するのが「ラッコツールズ」というSEOツールです。
RAKKOTOOLS(ラッコツールズ)を使えば、狙ったキーワードで上位表示されているサイトの平均文字数や記事構成(Hタグの内容)をワンクリックで丸裸にすることができます。
ライバルサイトをリサーチし、自分の記事に足りないものを補い、ユーザーにとって不必要だと感じる情報は削除し、コンテンツをブラッシュアップしていきましょう。
アクセスが全くない記事への対処法
「アクセスが全くない」、「いつまで経っても圏外から動かない」など全くアクセスが来ない場合も多々あります。
もし、アクセスが全くない場合は「なぜアクセスが来ないのか?」を検証する必要があります。
例えば、
・狙ったキーワードや記事ネタはデカ過ぎるのではないか?(1語・2語などで狙っていないか)
・キーワードに対する検索意図を正しく理解した内容になっているか?
・ブログパワーがまだまだ弱いのか?
など、なぜ上位表示されないかの仮説を立ててみましょう。
その上で上位の記事と見比べて、自分の記事に足りないところを追記修正していくようにします。
また、他サイトにない独自性やオリジナリティーのあるコンテンツにできないかなど工夫してみることも大事です。
他サイトと同じようなコンテンツであれば、先にインデックスされた記事やブログパワーが強いサイトが上位表示される傾向があります。
Googleからしてみても、独自性が乏しく、権威性がないサイトをわざわざ上位表示させる必要はないのです。
だからこそ、上位表示させたいのであれば、面倒な一手間を加え、独自性だったり、差別化できるような内容を追記していく必要があります。
また、他にも
・関連性のない内部リンクを多様していないか?
・外部リンク(アフィリリンク)が多すぎてはいないか?
・文字数が少ないのではないか?
・滞在時間や直帰率はどうなのか?
・不必要な情報を詰め込んでいないか?
など、リンクの貼り方や見出し・本文のキーワードの数、広告の数、文字数、滞在時間などもチェックしておくと良いです。
Googleアップデートで検索順位が下がった時の対処法
Googleは毎年大規模なアップデートを年に数回行っています。
このアップデートでサイトの順位が下がり、報酬が激減することも・・・
実際に僕も今までに何度もアプデで検索順位が下がり、その度に大きな影響を受けた経験があります。
では、実際にアプデの影響でアクセスが激減した場合はどうすれば良いのか?
3-1.しばらく静観する
まず、大事なことですが、特にペナルティを受けるような心当たりがなければ、慌てずある程度(2週間程度)は様子を見てみるようにしましょう。
例えば、アクセスが落ちてすぐに記事タイトルを変更したり、記事を修正したり、バックリンクを増やすなど。
このようにすぐに変更すると、さらに順位が悪化することが多々あります。
逆に、アプデで順位が下がっても時間が経てば元の順位に戻ることもあるのです。
ある日突然元の順位に戻るか、あるいは元の順位よりもよりよい検索順位で着地するなんてこともあるので、しばらく静観するのもありでしょう。
3-2.どのページが下がったのかを確認する
一ヶ月くらい経っても順位が元に戻らないようであれば、以前と比較してどの記事がどの程度順位が下がったのかを把握する必要があります。
「Google Search Console」、「Google Analytics」などを利用して状況を調べます。
「Google Search Console」、「Google Analytics」は期間でデータを絞り込むことができます。
例えば、
・Google Search Console > 検索パフォーマンス > 比較 過去28日間と前の期間を比較
・Google Analytics > 行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ > 過去30日間 比較
など、前月のデータと今月のデータを比較したりして、どのクエリがどれくらい下がったなどをチェックして下さい。
3-3.検索クエリにマッチしたコンテンツを増やす
Googleはアプデの対処法として「より良いコンテンツを更新し続けることが唯一の対処法」と発表しています。
しばらくしてもアクセスがない、順位がつかないという時と同じような感じですが、
・検索意図に合った内容であったか
・サイトの中で重複した記事はないか
・タイトルと内容は合っていたか(序文の時点で食い違ってないかなども)
・適切に内部リンクが貼られているか
・外部リンクが多すぎないか(広告・アフィリエイトリンクも)
・文字数
これらを、上位表示されている記事を見ながら、どこがどんなふうに違うかを考えていきます。
SEO対策では、上位表示したいページに対して、検索結果の上位表示コンテンツをよく確認し、過不足ないコンテンツを盛り込むことが重要です。
一見すると地道な作業といえますが、これが一番の近道となります。
なので、順位を落としてしまった記事に関しては、「ユーザーが求めている答えを適切な形で返せているか?」を見ていくと良いかなと思います。
まとめ
以上、ブログの分析・改善方法をお伝えしました。
アクセスが来ない、順位が下がった時は現状をしっかり分析し、どんな影響を受けたものかを調べる事が大事です。
今起こっている事に対して正しい判断ができれば、その後の対処法や行うべき施策についてもきちんと考えることができます。
まずは落ち着いて一つ一つ対処できるように進めていきましょう。