ExpiredDomains.net(エキスパイアードドメイン)とは、有効期限が切れたドメインを見つけるためのウェブサイトです。
ExpiredDomains.netで発見したドメインは、新規ドメインと同じ価格で購入することができます。
ただし、ExpiredDomains.netは英語で表示され、指標となる項目が多岐にわたるため、どの項目に注目すべきかを見極めるのが難しいです。
また、英語表記なので使い方がわからない方も多いハズ。
そこで、本記事ではExpiredDomains.netの使い方やおすすめの検索方法について解説してきます。
Contents
ExpiredDomains(エキスパイヤードドメイン)とは
ExpiredDomains.net(エキスパイアードドメイン)は、有効期限が切れたドメインを探すためのサイトです。
▶ExpiredDomains.net(エキスパイアードドメイン)公式サイトはこちら
ExpiredDomains.netでは、失効したドメインが日々更新されています。
中古ドメインの販売業者も、このExpiredDomains.netからドメインを仕入れることがあります。
プロの業者も利用するサイトであるため、良いドメインが見つからないのではないかと心配になるかもしれませんが、ご安心ください。
優れたドメインはやり方さえ覚えれば、ブログ初心者でも問題なく見つけることが可能です。
サイトは英語表記で、一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、以下の手順に沿って進めていけば大丈夫です。
ExpiredDomains(エキスパイヤードドメイン)のユーザー登録方法
ExpiredDomains.net(エキスパイアードドメイン)を利用するには、ユーザー登録を行う必要があります。
ユーザー登録を行うことで、フィルタリング機能やお気に入り機能が利用可能になります。
登録は無料ですので、まずはユーザー登録から始めてみましょう!
手順
STEP 1:
「サインアップ」をクリックします。
STEP 2:
必要事項を入力し、「無料サインアップ」をクリックします。
STEP 3:
登録完了後、送られてきた確認メール内にあるコードを入力し、アカウントを有効化します。
ExpiredDomains(エキスパイヤードドメイン)の初期設定(カラムマネージャー)
ExpiredDomains.net(エキスパイアードドメイン)には、参考にすべき多くの指標があります。
検索結果に毎回必要な指標が表示されると便利ですよね。
そこで、この指標を必要な項目に合わせてカスタマイズする手法を解説します。
手順
STEP 1:
右上の「Column Manager」をクリックします。
STEP 2:
表示したい検索項目を設定します。
STEP 3:
おすすめの設定項目は以下の通りです。
・MIU(マジェスティックインデックス付きURL)
…Majesticにインデックスされているサイトのページ数。
・MDP(マジェスティックドメインポップ)
…被リンクが何本あるか(ドメイン単位)
・MBL(外部被リンク)20~50が理想。
…被リンクが何本あるか(ページ単位)
・TF(マジェスティックトラストフロー)
…質が高いサイトから被リンクがあると高まる数値のこと
・MDPG(マジェスティックドメインポップ.gov)
…政府機関ドメイン(.gov)から受けているリンクの数
(初心者さんは0のドメインを選ぶのがおすすめ)
・MDPE…マジェスティックドメインポップ.edu
…教育機関ドメイン(.edu)から受けているリンクの数
(初心者さんは0のドメインを選ぶのがおすすめ)
・WBY(ドメイン年齢・ドメインエイジ)
…ドメインが発行された年
・WPL…Wikipediaからのリンク数
・ACR…Archive.orgのクロール数
・SG…月間検索数
STEP 4:
「Settings」タブを選択し、検索結果の最大数を200に設定して「Save Changes」をクリックします。
以上で基本的な設定は完了です。
次に、ドメインを探す際の具体的な指標について解説します。
Expired Domainsで中古ドメインを精査する手法
それでは、Expired Domainsで良質な中古ドメインを精査するやり方を解説します。
まず、Expired Domainsで良い中古ドメインを探すためには以下のポイントに注目することをおすすめします。
- ドメインパワーが付いているドメイン
- Archive.orgに登録された回数が多いドメイン
- ドメイン年齢がある程度長いドメイン
- ドメイン年齢が若すぎないドメイン
- 最近ExpiredDomainsに追加されたドメイン
- 被リンクがある程度ついているドメイン
など
このようなポイントを考慮していけば、良質なドメインを取得できる可能性が上がります。
ただ、これらすべてのポイントを考慮しながら中古ドメインを探していては、時間と労力が相当かかります。
なので、まずは以下の手順に基づきドメインをある程度絞り込んでいきましょう。
ExpiredDomainsのTLDを絞り込む
ドロップドメインを取得する際、おすすめなのが「.jp」ドメインに絞り込むことです。
まずは、何も考えず「TLDs jkl」のプルダウンの中から「Delete .jp Domain」をクリックしてください。
そうすると、膨大なドロップドメインの中から「.jp」ドメインのみが表示されます。
では、なぜ.jpに絞り込んだ良いのか?その理由をお伝えしますね。(「.com」や「.net」も次におすすめです。)
それは、上記のTLDは日本国内で使われたドメインの可能性が高いからです。
特に.jpに関しては日本国内でしか取得できないTLDなので、日本国内で運営されていたドメインの確率が相当高い。
日本国内で運営されていたサイトは当たり前の話ですが、日本語で運営されています。
そして、SEO的に重要視される被リンクも日本国内のサイトから送られている可能性が高い。
つまり、あなたがこれから運営するサイトと互換性が高く、外部から観てもさほど違和感がないのです。
例えば、以前のサイトがギリシャ語で運営されていたのに、急に日本語に変わったら不自然に見えませんか?
Googleから見ても「あれ?このサイト、前までギリシャ語だったのに、急に日本語のサイトに変わったね。ということは、このサイトは以前の運営者がサイトを手放し、今のサイトは中古ドメインサイトとして日本人が運営しているのかな?」と推測されます。
つまり、中古ドメインサイトだとバレバレになってしまうのです。
なので、中古ドメインを使うのであれば、日本で運営されていたサイトだと違和感が多少薄まり、被リンクの効果も継続される確率が上がります。
ということで、僕はドロップドメインを精査する際は「.jp」から選ぶようにしています。
あと、「.com」や「.net」も日本で運営されていたものが結構あるので、次点としておすすめしています。
ExpiredDomainsのフィルターで検索条件を絞る
それでは、先程絞り込んだ「.jp」の中から優秀そうなドメインを探していきましょう!
まず、ExpiredDomainsの検索結果にある「Show Filter」をクリックししてください。
ここから各項目を設定していきます。
Commonタブ
まずはCommonタブの各設定を見ていきましょう。
「Domain Name Settings」内の「no Adult Names」にチェックを入れアダルトなドメインを除外します。
辻に「Common SEO」の項目にある「WBY(ドメイン年齢・ドメインエイジ)」で、ドメイン年齢を指定します。
おすすめはドメイン取得から2年以上経っているドメインです。
ドメイン年齢が短いドメインはドメインの評価が低かったり、ペナルティーなどを受けて誰かが捨てたドメインの可能性が高いので注意しましょう。
次に、「Listing Settings」の項目にある「only new last 24 hours」にチェックを入れて、24時間以内に追加されたドメインのみを表示させます。
ちなみに、「.jp」ドメインは毎月月初の早朝に新しい中古ドメインが追加されます。
なので、.jpドメインを取得する際は、月初めの早い時間帯に精査することをおすすめします。
それと、同じ項目内にある「only available Domains」にチェックを入れて取得可能なドメインだけを表示させ、「Domains per Page」で検索結果に表示されるドメインの件数を「200」にします。
これで、「Commonタブ」内の設定は完了です。
「SEO」タブ
次に「SEO」タブの設定を行います。
「Wikipedia」の項目にある「Links」でWikipediaからの被リンク数を絞り込みます。
おすすめは「1」です。
あまり多くするとドメインが表示されなくなるので注意しましょう。
「Majestic」タブ
次に「Majestic」タブを開きます。
「Trust Flow」で被リンクの質を絞り込みます。おすすめは「5」です。
同じく「Majestic」の項目にある「Domain Pop」で被リンクドメイン数を絞り込みます。
おすすめは20~50で、多くても100くらいがいいと思います。
全て設定出来たら、左下にある「Apply Filter」のボタンを押して検索条件を保存します。
これで、検索条件で絞り込んだドメインを表示させることができるようになりました。
お疲れ様です!
About ○○ domainに抽出されたドメイン数が表示されます。
もし、表示されなかった場合は先程設定した数値を緩めるか、月初の早い時間に再度精査するようにしましょう。
ドメイン数が10〜200個くらいが出てくればOKです。
抽出したドメインは右側のクリップを押すことでドメインをクリップボードにコピーすることができます。
ただ、これでドメイン精査が終わった訳ではありません。
ここから実際にどのようなサイトだったのかを確認する必要があります。
ドメインをチェックする方法
条件指定して抽出したドメインが過去にどんなサイト運営していたのかをチェックしましょう。
取得候補のドメインを「WayBackMachine(https://archive.org/web/)」に入れると、過去にどんなサイト運営を行っていたのかを見ることができます。
まずは、WayBackMachineのトップページを開いて、取得しようとしているドメインを入力します。
確認したい年号に合わせ、カレンダーの丸印にカーソルを合わせると、上記のような表示がされます。
試しにクリックしてみましょう。
そうすると、どのようなサイトだったのかがわかります。
おすすめは、
・何かの公式HP
・クリーンに運営されているブログ
だったドメインです。
逆に、薄っぺらいアフィリエイトサイトやギャンブル系のサイト、アダルト関係のサイトは取得することをおすすめしません。
ここは妥協しないようにしましょう。
次にドメインパワーもチェックします。
無料でドメインパワーをチェックする方法
ここからは、ドメインパワーの計測ができる無料ツールを紹介していきます。
おすすめは「Ubersuggest」です。
Ubersuggestは世界中の人に利用されている人気の高いアメリカのSEOツールのひとつです。
会員登録をしなくても、メインページの検索窓にサイトのURLを入力してSUBMITボタンをクリックするだけで、「DOMAIN AUTHORITY」としてドメインパワーを確認できます。
ただし、無料版の場合は1日3回までしか利用することができません。
Ubersuggestはドメインパワーや検索ボリュームのほかにも、
- キーワード順位
- 月間アクセス数
- 被リンク数
などを調べることが可能です。
おすすめとしてはDA(ドメインオーソリティー)が10以上のドメインを選ぶようにすると良いかなと思います。
ドメインを取得しよう
取得したいドメインが決まったら、いよいよドメインを購入します。
ドメインの購入先はどこでも良いですが、僕は比較的安く購入できて使いやすいバリュードメインで取得するようにしています。
バリュードメインで精査した中古ドメインを取得する方法を動画で解説しました。
ここまでの手順で、ExpiredDomainsを使ってドメインをお得に購入することができるようになります。
お疲れさまでした!