「アフィリエイトしたい商品の記事を書こう」「自分の好きなことをブログに書いてみよう」「今まで体験したことを発信していきたい」など、意気込んでサイトを開設して記事を書いてみたものの、全くアクセスは余らないし、そもそも検索結果に表示すらされないとお悩みになっている方も多いのではないでしょうか。
検索エンジンに上位表示されるのは簡単なことではありません。
ただただ何も考えず記事を書き続けても全く上位表示されずに終わってしまうのです。
検索エンジンに上位表示されるためには、Google・ユーザー双方に好まれるコンテンツを書き続ける必要があります。
では、Google・ユーザーに好まれる記事とは一体どのようなものなのか?
そこで本記事では、アクセスが集まらないとお悩みになっている方に向けて、コンテンツSEOを意識した記事の書き方を、Googleの評価目線とユーザーの評価目線でわかりやすく解説していきます。
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは、検索ユーザーにとって有益な情報を提供する記事系のコンテンツを作成し、SEOの評価を高める手法です。
Googleの理念に「ユーザーの利便性を第一に考える」というのがあります。
下記の表はGoogleが掲げる10の事実として紹介されている、Googleが掲げるミッションです。
Googleが掲げる10の事実
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
遅いより速いほうがいい。
ウェブでも民主主義は機能する。
情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
悪事を働かなくてもお金は稼げる。
世の中にはまだまだ情報があふれている。
情報のニーズはすべての国境を越える。
スーツがなくても真剣に仕事はできる。
「すばらしい」では足りない。
1つめの「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という考えに応えるのであれば、ユーザーの興味がおこりやすい要素を含めたコンテンツにすることが大切です。
検索ユーザーにとって有益な情報はGoogleにも好まれる傾向があります。
Googleが好むコンテンツといえば、
1:ユーザーの検索意図を満たす
2:オリジナリティがある
3:検索ユーザーの悩みや知りたいことがすぐにわかる
などなど、他にもたくさんあるとは思いますが、とにかくユーザファーストのコンテンツを作成することが重要です。
それでは、一つづつ見ていきましょう。
1:ユーザーの検索意図を満たす
ユーザーは自分が求めている情報がないとすぐにページを閉じてしまいます。
なので、記事を書く前に「このキーワードで検索する人はどんなことを知りたいのか?どんな悩みを解決したいと思っているのか?」とユーザーの疑問や悩みを先回りして考え、それに対する答えを記事内で伝えてあげることが大切です。
この検索意図は以下の4つに分類すると読み取りやすいです。
1. 知りたい、Knowクエリ
2. 行きたい、Goクエリ
3. やってみたい、Doクエリ
4. 買いたい、Buyクエリ
「知りたい」という意図を持つ「Konwクエリ」は、ユーザーが知りたいことについての意味や定義、仕組み、事実、歴史などを的確に説明するコンテンツが求められます。
「Goクエリ」には「行きたい」という意図があります。
店舗名や施設名で検索された際に、マップ上にその住所が正しく表示されることが重要。
なぜならユーザーは目的の場所がどこにあるのか、どのルートで行けるのかといった情報を得ることができるからです。
「Doクエリ」の検索意図は「やってみたい」というもの。
やりたいことや方法についての説明、必要な道具や材料はなにか、またコツや注意事項を提示することでユーザーの検索意図は満たされます。
最後に「Buyクエリ」ですが、これは「買いたい」という意図を示しています。
なので、「どこで購入するのが最もお得なのか?」、「この商品がなぜあなたに必要なのか?」など、根拠を伝えて購入先のリンクも載せた方がユーザーにとっても親切です。
アフィリエイト目線でお伝えすると、DOクエリとBAYクエリは「成約に近いキーワード」と言えます。
DOクエリとBAYクエリは「~したい!」「買いたい!」という検索ニーズのクエリなので、このクエリのキーワードで上位表示がされるとASPの成約率も上がります。
代表的な、CVキーワードの1つとして【商標キーワード】というものもあります。
・商標 口コミ(Buyクエリ)
・商標 最安値(Buyクエリ)
といったように、「商標」を入れて検索をする時点で商品名を入れて検索をしているわけですから、かなり購入までの距離が近いキーワードという風にも言い換えることができます。
逆にいうと、Knowクエリ・Goクエリで売り込みばかりかけても、そもそも購買意欲が低いキーワードなのでなかなか成約には至りません。
上記4つの検索意図を読み取り、ユーザーが求めている情報をしっかり伝えるような記事を作成していきましょう。
2:オリジナリティ(独自性)がある
他サイトの記事をリライトしたり、文末を変えたりする程度では、結局同じコンテンツとみなされ、独自性がなくなってしまいます。
では、「オリジナリティ」「個性」「独自性」は一体どうやって作ればいいのでしょうか?
やり方は色々あると思いますが、やはり「体験」を伝えてあげることが重要だと思います。
例えば、自分で使ってもいないし、購入してもいない商品を「おすすめ!」とか「ランキング1位!」といって、ただただアフィリエイトばかりしている記事。
ユーザーの悩みをしっかり汲み取り、説得力があるコンテンツであれば売れるかもしれませんが、販売サイトのページを軽くリライトしたような記事からはひとつの商品も売れることなく終わることが殆どです。
なぜなら、独自性もなければ、説得力もないので、そもそも検索エンジンに上位表示されませんし、ユーザーからしてみても売り込み臭が強く、とても買いたいとは思わないでしょう。
逆にいうと、実際に自腹を切って購入し、実際に自分で使用した経験をユーザーに伝えてあげることが一次情報となり、ユーザーが知りたい役に立つ情報になり得るということです。
イベント系の記事であれば、実際にそのイベントに参加したり、写真を撮ってブログに掲載したり。
もし、体験するのが難しいのであれば、あなたが狙ったキーワードで実際に検索し、上位表示されているサイトを一つ一つ見て、不足しているコンテンツを足してみたり、無駄だと思うコンテンツを削ったりする手間も独自性に繋がります。
面倒くさい手間を加えることこそが、オリジナリティのあるあなた独自のコンテンツになるということです。
ふつうの人が「面倒くさいな…」「これくらいでいいだろ…」と思うことを、積極的にやりまくりましょう。
3:検索ユーザーの悩みや知りたいことがすぐにわかる
結論を先に書くと「この文章はなにが言いたいのか?」が明らかになります。
ふつう、文章の構成は「起承転結」がいいとされていますが、WEBサイトにおいては「結論を先にもってくる」ほうが親切です。
「答えをすぐに書いたらそこで離脱されるから、答えは最後まで書かない!」とユーザーをじらし、最後まで読ませることを意識してしまう人もいますが、そもそもユーザーはあなたの記事を読みません。
あなたの記事を読みたくてアクセスしているのではなくて、自分の悩みを解決したくて検索してきたのです。
なので、答えを最初に教えてあげることで、その後も読んでくれることのほうが多いです。
この結論から先に伝える手法は「PREP法」を用いるのがおすすめ。
PREPとは、話す順序の頭文字のこと。下記の順序で話すだけで、PREP法は成立します。
P POINT:結論を述べる
R REASON:その理由を示す(簡潔に!長くならないこと)
E EXAMPLE:事例、シーンを語る
P POINT:最初の結論でしめる
PREP法については以下の動画で詳しく解説しています。
説得力があり、最後までユーザーにしっかり読まれるコンテンツ作成をし続けていきましょう。
まとめ
以上、Google・ユーザー双方に好まれる質の高い記事を作成する手法をお伝えしました。
生産効率を意識しすぎて、ただただ記事作成していてはユーザーが求めている情報から乖離し、検索結果にも上位表示されません。
ユーザーが求めている情報を先回りして考え、しっかりとしたコンテンツをつくり続ければ、Googleにも好まれ、検索結果の上位表示にも影響します。
Googleの考え方の1つである「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」は、ブログ運営の教訓ともいえます。
ぜひ、小手先のテクニックに走るのではなく、しっかりとしたコンテンツ作成を意識しながらブログ運営をしていきましょう。