ブログ運営していると、「このコンテンツがあったほうが良いな。」、「ターゲットはこちらのほうがマッチしそうだ。」など走りながらアイデアが浮かんで来ることが多々あります。
そうしたアイデアや気づきを後から追加していき、ブログ全体をブラッシュアップしていけば、よりユーザーにとって価値のあるサイトに仕上がっていくでしょう。
とは言っても、ゴールに向かって闇雲に走るより、ゴールまでの道筋を示す「地図」があったほうが目的地へより効率よく進むことができます。
ここでいう「地図」がブログの設計図です。
ブログの完成図があった方がそれを見ながら作っていけばいいので、やみくもに記事を追加していくよりも効率よく作業を進められます。
では、ブログの設計図はどのように作成すれば良いのか?
そこで、ここでは特化型ブログの設計図の作り方について解説していきます。
(最初はガチガチな設定図を作らなくても大丈夫ですし、設計図がなくてもブログの完成イメージが掴めればOKです。)
Contents
1:ターゲットとコンセプトの明確化
まず、ブログのコンセプトとターゲットを決めていきます。
ブログのコンセプトとは、あなたの信念や理念を指します。
ブログの信念があったほうが、共感する読者が増え、結果的にアフィエリエイトサイトの目的のひとつである、「成約」に結びつきやすくなります。
ブログのコンセプトの決め方は、自分自身に以下の質問を投げかけてみると良いです。
①誰が書いているの?
②誰に向けて書くの?
③何を伝えるの?
④どのようにしてユーザーの悩みを解決に導くの?
⑤ブログを運営する理念や目的は?
以上、5つの質問を使って、あなたがブログを通じて「誰に何を伝えるのか?」を決め、ブログのコンセプトや理念、目的を明確化しましょう。
2:ペルソナ(想定ユーザー)の悩みをリサーチ
あなたが想定するユーザーの悩みを徹底的にリサーチしましょう。
あなたの経験や知識を持とにして、「これからターゲットとしようとしているユーザーは何に悩んでいるのか?」をリサーチし、理解することによって、より読者に刺さる記事を書くことができます。
ペルソナの悩みをリサーチする方法は、お悩み系Q&Aサイト(ヤフー知恵袋・教えて!gooなど)を活用すると良いです。
例えば、ヤフー知恵袋の検索窓にあなたがリサーチしたキーワードを打ち込んでみると、様々な疑問や切実な悩みがズラっと表示されるはずです。
そこに表示される質問者のコメントをじっくり眺めていき、悩みを汲み取っていく。
そうすることで、思いも寄らない悩みを発見できることがあります。
Q&Aサイトのコメントその時、知らないワードなどが出てきたらメモしておくようにしましょう。
知らないワードはあなたが知らなくても、そのジャンルの方たちは当たり前に使っているワードかもしれません。
こうしたワードは後のネタやキーワードを発掘する際に役に立ちます。
3:ペルソナを決める
あなたが想定するユーザーの悩みを知ることにより、どんな人をペルソナとするのかも浮かんで来るはずです。
例えば、ダイエットブログを立ち上げる場合、ただただダイエットのノウハウや悩みをコンテンツとしていれるより、
・会社勤めで忙しく、なかなか時間がとれないが短期間でお腹周りをスッキリさせたい50代男性
・過度な運動は控え、ウォーキング程度の継続しやすい手法で5キロ痩せたいシングルマザー
・結婚式までに3キロ痩せ、ウェディングドレスを綺麗に来たい20代会社員の女性
など、「ダイエット」というひとつのカテゴリでも求めている情報は全く違う訳です。
あまり成果が上がっていないブログは共通して「50代主婦のダイエット日記」みたいにターゲットを設定せず、ただただ日記系記事を書き続けています。
ではなく、しっかりターゲットを設定し、「そこで悩んでいるあなた」とたった一人の見込み客にまで絞り込むことが大事です。
ターゲットを一人に絞り込むと言われると、分母が少なくなり不安に思う方もいるでしょう。
しかし現実は一人に絞り込まなくては相手には何も響きませんし、インターネット上の情報であれば尚更です。
一人にターゲットを絞り込むことによって、結果的にそれに近い共感する人が集まってきます。
具体的なターゲットの絞り方としては、
・性別
・世代
・独身OR既婚者
・子供はいるのか?
・どこに住んでいるのか?
・どんな職業なのか?
・収入はどれくらいあるのか?
・どんな価値観を持っているのか?
という感じで、あなたのブログに訪れるであろう人の顔をできる限り具体的に想像してみて下さい。
ターゲットの内面や深層心理までイメージしていくことで、読者の心に響く文章をかけるようになります。
4:キーワードを決める
ブログのコンセプトやターゲットとするペルソナが決まったら、ブログのコンテンツの柱となるキーワードを決めていきましょう。
キーワード選定方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
5:記事を作成する
キーワードを決めたら、実際に記事を作成していきましょう。
記事タイトルの作り方、記事作成方法は以下のコンテンツで解説しています。
6:記事を分類し、カテゴリを作成する
記事が溜まってきたら、記事を3つに分類していくことをおすすめします。
・成約させるための記事
・集客用の記事(お役立ち系記事)
・まとめや比較をする記事
先に作成したキーワードが上記3つのどのグループに入るかを事前に分けておくのも良いです。
例えば、VODサービスの特化型ブログであれば、
成約記事 | 集客記事 | まとめ・比較 |
虹プロ 再放送 | 虹プロ 最終メンバー | FOD Hulu 比較 |
虹プロ 見逃し配信 無料視聴 | マコ 高校 彼氏 | 虹プロ まとめ |
スーツ2 動画 無料 | スーツ2 1話 ロケ地 | スーツ2 キャスト まとめ |
コンフィデンスマンJP 映画 パンドラ | FOD 解約方法 | FOD 人気恋愛ドラマ ランキング |
このようにエクセルやマインドマップを使って可視化しておくと、ブログの全体像がつかみやすくなります。
また、記事を分類することで、「今は何の作業をしているのか?」と意識しながら記事作成することにも繋がります。
目的がはっきりしている記事はよりユーザーの役に立つコンテンツとなり、結果的にSEO的にも良い影響を与えます。
ざっくりで構いませんので、記事を分類することはやっておくと良いでしょう。
記事を作成したあとは、合わせてカテゴリも決めていきましょう。
カテゴリはその場その場で決めるより、最初にどんなカテゴリを作るかを決めておいたほうが良いです。
カテゴリも後で変更がきくので、難しく考えずに作成していきましょう。
7:集客記事から成約記事へ動線を作る
どの記事からも訴求はできますが、基本的には集客用記事を見に来てくれた人が、成約記事に流れていってくれることをイメージして作っていきます。
- 集客用の記事→ターゲットの悩みに答えてあげる記事(お役立ちを意識)
- 成約記事→すでに行動を起こそうとしている人が読む記事(この記事を読めば成約する、という記事を意識)
- まとめ記事・比較記事→個別の集客記事や成約記事につなげる
- 集客記事同士を内部リンクでつなげる
- 集客記事から成約記事へ内部リンクをつなげる
内部リンクは無理のない範囲でつなぎます。
全く関係のない集客記事を成約記事につなげないようにするのがおすすめです。
なるべく記事が孤立しないよう、すべての記事をどこかに繋ぐような構成にしましょう。
内部リンクを繋ぐ際はこちらのプラグインを活用すると便利です。
⇒内部リンクを可視化するプラグイン「Show Article Map」
まとめ
以上、ブログをはじめる前のサイトコンセプトやペルソナ設定・ブログの設計図の作り方についてお伝えしました。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、無計画にブログを運営していくのと、設計書を作って戦略的に運営していくのでは、のちの成果にも差がでます。
ただ、あまり難しく考え、作り込もうとすると手が止まってしまい挫折してしまいがちです。
ブログの設計図はあくまでも道標的なものなので、ブログを運営しながら書き足していく形でも大丈夫です。
最初から100%の完璧さを求めず、ますは小さな「1」を積み上げていきましょう。